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GPUとAIアルゴリズムを搭載した監視用カメラ、丸紅無線通信が販売
2018年6月22日
GPUとAIアルゴリズムを搭載した監視用カメラを、丸紅無線通信が2018年6月6日に発売した。同日に発表した。
丸紅無線通信が発売した「TRASCOPE-AI」は、AI(人工知能)アルゴリズムと、その演算を処理するGPU(Graphics Processing Unit)を搭載した監視用カメラ。カメラ側で画像をAIで分析するため、画像をクラウドに送って分析する仕組みよりも、対象物を素早く検知できる。丸紅無線通信はこれまで、AIを搭載しない監視カメラとクラウド側での分析を組み合わせたサービスを提供してきた。
分析用のAIとしては、用途別に表1のようなアルゴリズムを搭載できる。
利用シーン | 搭載アルゴリズム | 用途 |
建設現場 | 顔認証、行動検知 | 勤怠管理、危険エリアの管理と安全対策 |
鉄道 | 滞留検知、行動検知 | ホームからの落下防止、不審行動者の検知 |
公共施設 | 置去検知、人物追尾 | 不審者及び不審物の検知と追尾 |
マンション、ビル | 顔認証、車番検知 | 入退室管理、駐車場管理、セキュリティ確保 |
店舗、商業施設 | 動線分析、属性分析 | 客層分析などのマーケティング用途 |
物流倉庫 | 車番検知、顔認証 | 車両入出庫管理、勤怠管理、セキュリティ確保 |
コインパーキング | 車番検知、車種認識 | 客層分析などのマーケティング用途 |
工場 | 外観検査、顔認証 | 製品出荷前外観検査、セキュリティ確保 |
TRASCOPE-AIの分析結果をクラウドに送り、他社のクラウドサービスに分析結果や、天候や鉄道の運行状況といったデータなどを組み合わせれば、より複合的な分析も可能になる。