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森林資源量をドローンで調査するサービス、オプティムが開始

DIGITAL X 編集部
2018年8月9日

林業従事者を対象に、森林資源量をドローンを使って調査するサービスを、オプティムが開始している。伐採や製材の過程で発生するデータ

と組み合わせることで、出荷できる本数も管理できる。2018年7月24日に発表した。

 オプティムの「Forest Scope」は、ドローンで空撮した画像を分析することで森林資源量を算出するサービス。空撮画像から森林の3D(3次元)画像を生成し、樹木の本数や、それぞれの高さと位置、森林の面積などを割り出す。

 Forest Scopeのデータに基づき林業従事者は、木材の伐採作業計画を立てられる。作業時には、データ通信機能を持つ伐採機器(ハーベスタ)を利用すれば、伐採した木材の樹種や太さ、長さなどが自動的に測定され、その結果もForest Scopeに送信される。これらのデータから、最終的な商品として出荷できる木材の量を早い段階から見積もれるとしている(図1)。

図1:ドローンで空撮した画像データから森林資源量を計算。ハーベスタにより伐採した木材の太さや長さなども自動で計測する

 使用するドローンは、オプティムが自社開発した農業向けマルチコプター型ドローン「OPTiM Agri Drone」や固定翼型ドローン「OPTiM Hawk」。画像分析のAIは、農業向け空撮画像解析AIサービス「Agri Field Manager」を基にした仕組みを使用する。