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コンタクトセンターなどに集まるVoC活用の仕組みを構築するサービス、NSSOLが提供開始

ANDG CO., LTD.
2026年9月10日

日鉄ソリューションズ(NSSOL)は、コンタクトセンターやカスタマーサービス(CS)部門などの顧客接点業務で集まるVoC(Voice of Customer:顧客の声)を活用するためのシステムを構築するサービスを2026年8月25日に提供開始した。VoC分析による示唆を、製品・サービスの改善といったCX(Customer Experience:顧客体験)向上の施策に生かせるとする。同日に発表した。

 日鉄ソリューションズ(NSSOL)の「NSRelato(エヌエスリレト)」は、コンタクトセンターやカスタマーサービス(CS)部門などの顧客接点業務を対象に、VoC(Voice of Customer:顧客の声)を活用するためのシステム構築を支援するサービス。VoC分析による示唆を、製品・サービスの改善といったCX向上に生かせるとする。

 NSRelatoが提供するサービスは、(1)応対・チケット管理プロダクト、(2)CX統合基盤、(3)運用定着・支援サービスの3つとなる(図1)。

図1:「NSRelato」の概要

 応対・チケット管理プロダクトでは、顧客からの問い合わせや要望、社内への作業依頼などを「チケット」単位で管理する。チケットごとに担当者、応対ステータス、期限、対応履歴などの情報を紐付け、受付から社内の処理までを一元的に追跡する。

 CX統合基盤では、蓄積した顧客接点のデータを基幹業務データと組み合わせ、分析につなげられるようにする。VoC分析を通じては、サービス品質の向上、アップセル・クロスセル支援、解約防止、顧客満足度をはじめとした事業KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)の改善が期待できるとする。

 そのために生成AI(人工知能)技術を使い、応対履歴を要約したり、応対レポートを作成したりする機能を備える。これら要約やレポートも顧客対応データとして蓄積したうえだ統合に利用する。

 運用定着・支援サービスでは、企業におけるCX業務の設計や運営も支援する。導入企業の現場へのシステム定着に向けては、必要に応じてBPO(Business Process Outsourcing:業務プロセスの外部委託)事業者を介した伴走支援も提供する。

 NSSOLは今後、NSRelatoに蓄積した顧客接点のデータを顧客・契約・製品などのデータと連携し、VoC分析やAIエージェントの活用につなげるAI活用基盤「AI-Ready Platform」へと発展させる計画である。

 VoCの入手先は、音声による問い合わせのほかにメール、SNS(Social Networking Service)、FAQ(よくある質問と答)と接点が多様化している。これに伴いコンタクトセンターの役割も、問い合わせやクレーム処理に留まらず、CXの向上やサービス改善に向けてVoCを活用する方向へ広がっている。