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物流業務のための管理システム、SAPジャパンが発表

DIGITAL X 編集部
2018年1月23日

物流業務を対象にした管理システム2種類をSAPジャパンが発表した。荷物運送業務向けと、倉庫運用業務向けである。両者の組み合わせて輸送業務全体をカバーする。2018年1月19日に発表した。

 新たに発表したのは「SAP Transportation Management」と「SAP Extended Warehouse Management」の2つのシステム。前者が荷物の運送業務の管理用、後者は倉庫の運用を支援するための仕組みである。両製品を組み合わせれば、輸送業務の開始から終了までのプロセスを監視でき、コスト削減や生産性の向上が図れるという。

 Transportation Managementでは今回、航空貨物のセキュリティを管理するための専用ユーザーインタフェースを用意した。輸送スケジュールの中に、停止期間を挿入できるようにしたことで、輸送スケジュールの改善範囲が広がった。

 Extended Warehouse Managementは、管理者が倉庫業務に関する業績評価指標を把握できるようにする。出荷明細の出力や、サービス水準の分析、倉庫収容能力に対する利用度などである。SAPがHTML5で開発したツール群「SAP Fiori」にも対応し、ブラウザやスマートフォンから作業の完了を確認できるようにした。