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自動運転技術の開発に向けたスターターキット、NSWが発売

DIGITAL X 編集部
2018年1月23日

日本システムウエア(NSW)は、自動運転技術や高度運転支援技術(ADAS:Advanced Driver-Assistance Systems)の開発者に向けたスターターキットを発売した。必要なハードウェアとソフトウェアにサポートも提供する。2018年1月19日に発表した。

 日本システムウエア(NSW)のスターターキットは、NVIDIA製の車載コンピュータ「DRIVE PX 2」や組み込み機器向けボード「Jetson TX2」に、深層学習関連のソフトウェアなど自動運転技術やADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)の開発に必要なソフトウェアを組み合わせたもの(図1)。開発者はすぐにソフトウェアの開発を始められる。

図1:NVIDIAの車載コンピュータ「DRIVE PX 2」のほか、必要なソフトウェアをまとめて提供する

 クラウド環境やエッジコンピューティング機器も提供する。より複雑な深層学習アルゴリズムの開発など、多量のGPUが必要なときにクラウド環境を併用する。エッジコンピューティング機器は、クラウドに送信するデータの整形や選別などに利用できる。

 試運転用に、エンルートラボ製の自律走行ロボット「VEK-AI 2」も提供する(図2)。NVIDIAのGPUを統合したSoCを搭載し、開発したソフトウェアを組み込んで試運転ができる。

図2:開発したソフトウェアの試運転用に自律走行ロボットも提供する

 サポートでは、開発ツールの使い方などのほか、開発環境のカスタマイズや、開発者が作製したアルゴリズムやアプリケーションの検証・評価も請け負う。