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荷物や重機、資材の位置情報管理に必要なIoTセット商品、東京エレクトロンデバイスが発売

DIGITAL X 編集部
2018年1月25日

物流業や土木建設業を対象に位置情報を把握するためのIoT(Internet of Things:モノのインターネット)キットを東京エレクトロンデバイス(TED)が発売した。必要なハードウェアと携帯電話回線、クラウドサービスを組み合わせて提供する。2018年1月23日に発表した。

 東京エレクトロンデバイスの「TED Azure IoTキット-GPS」は、配送荷物の追跡や、重機や資材の所在管理といった用途を想定したセット商品。GPS(全地球測位システム)による位置情報の把握やリアルタイムでの追跡、温度管理などが可能になる。

 組み合わせられているのは、ネットワークアプライアンスなどを手がけるコヴィアのGPSトラッカー「Acty-G1」と、Acty-G1専用の温度センサー、3G/LTE通信のためのプリペイドSIMカード、およびクラウドサービス「Microsoft Azure」上で動作するシステムの使用権(図1)。Acty-G1は、Azureでの動作認定を受けている。

図1:TED Azure IoTキット-GPSは、GPSトラッカーと3G/LTE回線、クラウド上に構築したシステムからなる

 本キットを使えば、配送車両などの位置情報がクラウドに集められる。その情報を Azureが持つ「Stream Analyticsサービス」や「PowerBIサービス」などで分析・表示することで、より効率が高い配送ルートの算出や配送車両の運行管理、車両の現在位置を地図上に表示する管理機能などが開発できる。

 TED Azure IoTキット-GPSの価格は、GPSトラッカーとSIMカードが1つずつのセットが9万9800円(税別)。Azure使用権は、使用開始後3カ月間有効な5万円分を含む。