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コネクテッドカーに向けた製品/サービス、住友電工とNECが共同開発へ

DIGITAL X 編集部
2018年2月16日

ネットワークにつながる自動車「コネクテッドカー」のための製品/サービスの企画・開発に向けて住友電気工業とNECが協業する。同市場の拡大を見み、共同開発により製品をいち早く市場投入できるようにする。2018年2月9日に発表した。

 住友電気工業とNECの協業には、大きく2つの狙いがある。1つは、コネクテッドカーのための車をネットワーク接続するための製品/サービスの開発だ。住友電工が持つ車載部品や交通管制システムの技術と、NECが持つクラウドやAI(人工知能)などの技術を持ち寄り、付加価値の高い製品/サービスの開発を目指す。

 もう1つは、車載ソフトウェアの開発である。自動車の多機能化が進むに伴い、車載ソフトウェアは複雑かつ大規模になり、開発に手間と時間がかかるようになっている。今後の自動車市場では、このソフトウェアで実装した付加機能が差異化要因になるため、両社で協力してソフトウェア開発に取り組む。

 協業により、ソフトウェア開発のスピードを高めるとともに、自動車業界の変革に対応し、新たな事業機会の発見を目指す。NECはAIなどのソフトウェア技術と大規模な開発リソースを提供し、プログラムの複雑化と大規模化に対処するとしている。