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デンソー、新しいソフトウェア開発技術の導入に向けクリエーションラインに出資

DIGITAL X 編集部
2018年2月20日

デンソーがオープンソースなどを得意とするベンチャー企業であるクリエーションラインに出資した。クラウドやオープンソースソフトウェアの活用、アジャイル開発といった新しいソフトウェア開発技術を導入するのが目的。今後の自動車技術の開発には、短時間でソフトウェアを開発できる体制が必要と考えた。2018年2月14日に発表した。

 デンソーが出資するクリエーションラインは、オープンソースソフトウェア(OSS)の活用やアジャイル開発など、新しいソフトウェア開発技術に取り組んでいる。デンソーは同社を「最先端のソフトウェア開発技術を駆使する日本ではまだ数少ない企業」と高く評価し、同社が持つ技術の導入を狙う。

 出資に伴い、デンソーでデジタルトランスフォーメーションを牽引する、技術開発センター デジタルイノベーション室長である成迫 剛志 氏がクリエーションラインの取締役に就任する。

 インターネットにつながる「コネクテッドカー」や自動運転車など、自動車関連技術の開発では、ハードウェアからソフトウェアへと比重が移りつつある。電気自動車(EV)や自動運転車の登場により自動車業界はかつてない変革期を迎えている。デンソーはクリエーションラインの協力を得ながら、次世代自動車技術の開発体制を改変する。