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可用性が高いエッジコンピューティングをオープンソースで、新規プロジェクトが発足

DIGITAL X 編集部
2018年3月1日

エッジコンピューティングを実現するためのオープンソースソフトウェア(OSS)の開発プロジェクトが立ち上がった。米AT&Tが寄贈したソースコードを基に、可用性が高いエッジコンピューティングを実現するためのソフトウェアを開発する。The Linux Foundationが2018年2月20日に発表した。

 新たに発足したのは「Akraino Edge Stack」プロジェクト(図1)。米AT&Tが開発してきたソースコードの寄贈を受け、通信事業者が求める品質を保ちながら、今後の普及が予想されるエッジコンピューティングのためのソフトウェアを開発する。開発コミュニティは現在形成中だが、プロジェクトとしては最初のソフトウェアを2018年第二四半期には公開できる見通しだとしている。

図1:「Akraino Edge Stack」のロゴマーク

 Akraino Edge Stackでは、柔軟性が高いエッジコンピューティング環境を高い可用性をもって実現することを目指す。通信事業者の利用にも耐えらられだけの可用性を確保する見込み。エッジコンピューティングに向けては、既存のOSSは要求に部分的にしか答えられないため、Akraino Edge Stackとして総合的な環境構築を目指す。