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IoT端末のセキュリティを守る製品/サービス、チェコAvastや米Ruckusが提供へ
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)端末のセキュリティを守るための製品/サービスの開発が盛んになっている。チェコのAvast Softwareや米Ruckus Networksが同分野のセキュリティ対策サービスを2018年2月27日にそれぞれが発表した。
チェコのAvast Softwareが発表したのは「Smart Life」サービス。IoT(Internet of Things:モノのインターネット)デバイスによる異常な通信を検知すれば、サイバー攻撃を遮断し、異常の発生を利用者に通知する。インターネット接続の一時停止や画面表示時間の制限、強固なコンテンツフィルタなどの機能を追加していく。
Smart Lifeのサービス第1弾として、インターネット接続機能を備えた家電製品を守るためのサービスを2018年内に発売する予定である。スマホアプリとホームネットワークのハブを使って、異常発生時だけでなく、ホームネットワークの稼働状況を利用者に分かりやすい形で画面に表示する。セキュリティ機能としては、ボットネットやマルウェアの検知、DDoS攻撃の阻止、セーフブラウジングなどの機能を用意する。
一方、ネットワーク機器メーカーの米Ruckus Networksが提供するのは、「Ruckus IoT対応アクセスポイント」と「Ruckus IoT モジュール」。前者は無線LANアクセスポイント、後者は前者にIoT端末を接続するためのモジュールである。モジュールとしては、Bluetooth Low Energyや、ZigBee、LoRaなどIoT端末がよく使う通信規格に対応する。
これら2つの製品を組み合わせることで、通信機とIoT端末の間の通信を守る。具体的には、デジタル証明書を利用した暗号化通信や、MQTT-over-SSLなどの標準的な暗号化通信プロトコルに対応する。