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デジタルサイネージから好みの広告や案内を顧客が持ち帰れるサービス、KDDIが4月に開始
2018年3月15日
デジタルサイネージに表示している広告や案内から顧客が好みのものを持ち帰れるようにするサービスをKDDIが2018年4月2日に開始する。店舗などでの利用を想定している。2018年3月13日に発表した。
KDDIが22018年4月に開始するのは「KDDI Touchサイネージ」サービス。クラウドからデジタルサイネージ機器に送信した表示内容をタッチパネル操作で変更できるほか、顧客などが持ち帰りたい、あるいはメモを残したいと思った広告や案内をスマートフォンに転送する(図1)。スマートフォンへの転送にはQRコードあるいは専用アプリを使用する。
KDDIによれば、デジタルサイネージ市場では、広告などを動画や静止画で映し出すだけでなく、タッチパネルの操作で表示内容が変わる仕組みの需要が増えている。同市場に向けKDDIは、サイネージを展開する企業独自のコンテンツに、ニュースや天気などの外部コンテンツを組み合わせて配信する「KDDI Adサイネージ」を提供してきた。Touchサイネージでは、表示内容を顧客のスマホに転送する機能により、新たな顧客体験(UX/CX)を提供できるという。
なおKDDIはクラウドからのサービスのほか、通信回線や、ディスプレイなどデジタルサイネージに必要な機器なども提供している。