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AIを使った企業経営改善を支援するサービス、ブレインパッドが開始

DIGITAL X 編集部
2018年4月4日

経営改善にAI(人工知能)を利用したい企業に向けて、その適用を支援するサービスを、ビッグデータ分析などを手がけるブレインパッドが開始した。「着実に段階を踏みながらAI導入を進め、企業の業績改善に貢献する」という。2018年3月29日に発表した。

 ブレインパッドが提供するサービスは「+AI」(プラスエーアイ)。企業が抱くAI(人工知能)活用イメージの明確さに合わせて、「テーマ選定」「戦略・実行計画策定」「プロトタイプ開発」「サービス/システムの本格実装」の4段階のサービスプランを用意する(図1)。

図1:ブレインパッドが「+AI」で用意する4段階のサービスプラン

 テーマ選定では、Aiの適用領域を5日~1カ月程度で見極める。具体的な取り組みテーマの候補や候補に取り組む優先度などを提示する。

 戦略・実行計画策定では、収益化を実現するアプローチや展開計画を策定し、投資に対する経営層の意思決定を支援する。1~2カ月程度で、AIによる収益化、業務効率や品質の改善などに向けた戦略と、具体的な実行計画を提示し、かつ、その実行計画の実現を支援する。

 プロトタイプ開発では、PoC(概念実証)による実現可能性の見極めを支援する。1~2カ月程度で、機械学習モデルの仮モデルにより精度を評価したり、実現可能性の評価、今後の展開プランなどを策定する。

 サービス/システムの本格実装では、実際の機械学習システムなどの開発を支援し、想定した成果を実現する。開発機関は3〜6か月程度である。

 ブレインパッドはこれまで、AI活用サービスを700社以上に提供してきた。+AIでは、これまでの経験やノウハウを整理・統合し、4段階のサービスプランにまとめたとしてる。

 実際のサービスではサービスプランを基本に、ブレインパッドの専門人材が導入を支援する。専門人材としては、データサイエンティスト、機械学習エンジニア、データに基づく経営改善を提案するビジネスプロデューサーなど100人以上が在席する。

 彼らが「企業が抱える課題」や「どのような用途にAIを活用したいのか」「どの段階までAI活用を検討しているのか」などを聞き取り、必要なシステムを構築する。そこでは特定のソフトウェアや製品にはこだわらないという。