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電子機器の製造設備の稼働効率などを可視化・分析するためのソフト、独Siemensが発売

DIGITAL X 編集部
2018年4月6日

電子機器の製造現場から各種データを取得し、設備の稼働効率や不良品の発生率などを分析するためのシステムを独Siemensが発売した。日本法人が2018年3月20日に発表した。

 独Siemensが発売した「Valor IoT Manufacturing Analytics」は、製造現場から集めたデータを分析し設備の稼働率などを可視化するためのソフトウェア。製造機器だけでなく、人手による作業の効率や、不良品発生率も表示できる。統計解析などの手法でデータを分析し、製造機器の故障率を予測する機能も持つ。

 製造現場の管理者は、Valor IoT Manufacturing Analyticsが提示するデータを基に、製品の歩留まりを高める方法や、製造ラインの停止時間を短縮する方法などを検討し、製造現場全体の効率を高められるとしている。

 Valor IoT Manufacturing Analyticsは、製造機器やセンサーなどからデータに基づき製造機器を制御する「Valor IoT Manufacturing」の拡張モジュールとして提供される。