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スマートホームに向けた家電操作用の学習リモコン「ここリモ」、中部電力が発売へ

DIGITAL X 編集部
2018年6月8日

スマートフォンを使って家庭のエアコンなどを操作するための学習リモコン「ここリモ」を中部電力が2018年7月に発売する。IoT(Internet of Things:モノのインターネット)などを使ったスマートホーム関連事業の第1弾になる。2018年5月29日に発表した。

 中部電力の「ここリモ」は、エアコンやテレビ、照明など、一般的な赤外線によるリモコンで操作する家電を一元的に操作するための学習リモコン。クラウドと通信するための無線LAN機能をもっている。

 クラウドにつながることで、スマートフォン用アプリケーションによる操作もできる(図1)。スマホ用アプリは、まずiOS版を用意し、Android版は2018年8月中旬から提供する予定だ。Amazonの音声スピーカー「Amazon echo」と接続すれば、音声による家電の操作も可能になる。Googleの「Google Home」にも近く、対応する予定である。

図1:「ここリモ」はクラウドにつながることでスマホアプリから家電製品を操作できるようにする

 ここリモは、エアウィーヴおよびSassorと共同開発した。開発の過程では、100人のモニターを対象に実証試験も実施した。今後は、エアウィーヴが持つ睡眠状況をリアルタイムに把握する技術を使い、エアコンを自動コントロールしたり、Sassorが開発した電力センサーを使い電気代をより詳細に予測したりできるようにすることで、「心地よさと経済性を両立するサービス」を提供したい考えだ。

 ここリモの価格は4980円(税込)。2018年6月4日から中部電力のWebサイトで予約販売を始めている。7月上旬からはAmazonでも販売を始める。