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建設現場などの可視化サービスを強化、KCCSモバイルエンジニアリング

DIGITAL X 編集部
2018年8月15日

建設現場や工場など現場の可視化を支援するサービス「SmartBee」を、KCCSモバイルエンジニアリングが2018年8月1日に強化した。ダッシュボードやチケット管理、外部システム連携などを可能にした。

 「SmartBee」は、建設現場や工場などにおいて現場作業者と管理者との情報共有を支援するクラウドサービス。現場作業者は、スマートフォンなどを使って最新情報をやり取りでき、管理者はそれら情報をリアルタイムに把握・承認できる(図1)。

図1:SmartBeeが提供する主な機能

 今回、表1の機能を強化/追加した。

「SmartBee」の機能強化/追加点
追加/新規機能概要
現場からアップロード可能なファイル種類の増加静止画の写真データだけから、動画や音声、手書きサイン、360°カメラ映像にも対応した
配布文書のアップロードを作業ごと、物件ごとに作業ごとに作業マニュアルをまとめてアップロードしたり、物件ごとに図面や物件写真などをアップロードできるようにした
作業依頼へのチケット制の導入依頼する作業内容に応じた「チケット」により、今だれが動くべきかがすぐ分かり、点検や保守、調査、災害状況報告などに柔軟に対応できる
ダッシュボード機能期間や、担当、エリアごとの進捗や作業件数などをグラフで表示する。作業開始/作業完了の予定日を超過したチケット、異常発生を知らせるチケット、未読のお知らせなど、現場作業員や管理者が、まずは知りたい内容を1画面にまとめて表示する
グループ管理従来、全参加者を1つのグループで管理していたが、さまざまなプロジェクト体制に対応できるよう、会社、部署、チーム、班などのグループを設定できるようにした
権限設定チケットに対し、担当や、承認、閲覧、それぞれの権限をユーザーあるいはグループに対して割り当てられる
物件のカテゴリ設定チケットを検索しやすくするため、作業中の物件に3階層のカテゴリを設定可能にした。地域、都道府県、市区町村のように指定できる
REST APIへの対応URLでデータをやり取りすることで、外部システムとのデータ連携を可能にした

 KCMEは、今後も現場業務および現場の管理業務をサポートしていくとしている。