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複合機などを対象にしたIoTサービス、キヤノンマーケティングジャパンが一新

DIGITAL X 編集部
2018年9月13日

キヤノンマーケティングジャパンは、複合機やオフィス向けプリンターを対象にしたIoT(Internet of Things:モノのインターネット)サービスを一新し2018年9月1日に提供を介した。稼働状況を示すデータを分析し、故障対応や消耗品補充などに加えて、使用方法の改善策などを提案していく。2018年8月31日に発表した。

 キヤノンマーケティングジャパンは今回、複合機やオフィス向けプリンターを対象にしたIoTサービスの名称を「NETEYE」に統一するとともに、サービス内容を見直した。

 これまでも機器をインターネット経由で遠隔監視するサービスを提供してきたが、複合機向けは「NETEYE」、レーザープリンターや小規模オフィス向け複合機、大判プリンター向けは「Remote Service」と異なる名称でサービスを展開してきた。いずれも、機器の稼働状況や消耗品の残量を把握するほか、故障時にはその内容を示すデータを取得することで、迅速なサポートと、故障などによる停止時間の短縮を目指してきた。

 今回、これらの2種類のサービスを統一し、複合機やプリンターから取得したデータを分析するシステムを構築した。機器の稼働状況を顧客データベースと付き合わせながら、より詳細に分析できるようにした。

 分析結果に基づき、複合機などをより効率良く運用するための方法を提案できるようにした。たとえば、プリントコストの低減や、機器の最適配置、修理頻度の低減、トナー切れの防止などに向けた策を提案するとしている。