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自動運転技術の開発に向けた10分の1のサイズの自動運転車とシミュレーター、NJKが開発
2018年9月26日
自動運転機能の開発や各種テストのために、実車の10分の1の大きさの自動運転車とシミュレーターをNJK(エヌジェーケー)が開発した。実車を使った開発・検証に比べ、コストを削減できるという。2018年9月11日に発表した。
開発した実験用車両は、実車を10分の1の縮尺で車体サイズや操舵角などを忠実に再現したもの(図1)。後輪駆動用のモーターを搭載し、車体各部にLIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)やカメラなどのセンサーを備えている。各種センサーからのデータを処理するコンピューターも搭載しており、小規模な検証環境で自動運転を実行させられる。
一方のシミュレータは、検証環境に引いた白線などを手がかりに10分の1サイズの自動運転車に走行経路を設定するもの。自動運転車とPCを接続し、各種センサーからの情報を収集し視覚化することが可能で、走行状況を検証できる。
NJKは、今回開発した自動運転車とシミュレーターの実証実験を社内で実施してきた。今後は、自動運転システムを開発する事業者やサービス事業者に広く提供していきた考えだ。