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生体センサーで作業員の健康状態を把握するサービス、凸版印刷とホシデンが開発

DIGITAL X 編集部
2018年9月27日
図1:ID-Watchy Bioで使用するリストバンド型生体センサー「MEDiTAG」

リストバンド型の生体センサーを使って作業員の健康状態を把握するサービスを、凸版印刷と生体センサーメーカーのホシデンが開発した。2018年12月からサービス提供を開始する。両者が2018年9月11日に発表した。

 凸版印刷とホシデンが開発したサービスは「ID-Watchy Bio」。凸版印刷の労務状況分析サービス「ID-Watchy」とホシデンのリストバンド型生体センサー「MEDiTAG」を組み合わせることで作業員の健康状態も把握できるようにした(図2)。建設業や製造業の人事・総務部門などに向けて提案する。

図2:「ID-Watchy Bio」は、作業員の動きだけでなく、生体センサーのデータも収集し、健康状態を把握可能にする

 ID-Watchyは、Bluetoothを活用して取得した位置情報とネットワークカメラの映像データから、作業員や資材の動きを視覚化するサービス。これに、MEDiTAGが取得する、脈拍やストレスレベル、歩数、消費カロリーのデータを分析対象に加える。内蔵の加速度センサーにより作業員の転倒も検知できる。

 ID-Watchy Bioの利用料金は、100人規模の事業所で、カメラ5台、Bletooth Low Energyセンサー5台を設置する場合、月額10万円から。ほかに初期費用150万円と、MEDiTAGの費用がかかる。サービス利用料は、利用人数や、カメラ/センサーの台数などで変動する。