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鏡の代わりにカメラを使ったドアミラー、トヨタが新型LEXUSに採用

DIGITAL X 編集部
2018年9月27日

鏡の代わりに小型のカメラを使うドアミラーをトヨタ自動車が新型LEXUSで採用する。量産車での採用は、これが世界初という。2018年10月下旬に発売する予定。2018年9月12日に発表した。

 トヨタ自動車が新型の「LEXUS ES」に搭載するのは「デジタルアウターミラー」。鏡の代わりに小型のカメラを採用したドアミラーである(図1)。同ミラーを採用したLEXUSは2018年10月下旬に発売する予定で、量産車としての搭載は、これが世界初という。

図1:鏡の代わりに小型カメラを内蔵した「デジタルアウターミラー」

 デジタルアウターミラーでは、カメラが映した画像を、車内の運転席前部左右に設置した5インチ液晶ディスプレイに表示する。場面に応じて画像を処理することで、運転手により見やすい画像を提供できるとする。

 たとえば、ウインカー操作や後退操作と連動し画像を自動的に拡大する。運転手が液晶ディスプレイを操作して任意の場所を拡大することも可能だ。

 鏡を小型カメラに置き換えることで、運転者に対し斜め前方の視界を拡大できたとする(図2)。風切り音も小さくなった。

図2:デジタルアウターミラーを搭載した車両の運転席。前方の視界が広がっている

 鏡の代わりに設置する小型カメラは、雨滴が付きにくい形状にすることで悪天候時も明瞭な画像を映し出せるとしている。