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東京・豊洲で3拠点を結ぶ自動運転の実証実験、NTTデータが群馬大学や大和自動車交通と共同で

DIGITAL X 編集部
2018年9月28日

NTTデータは、本社のある東京都・豊洲周辺の3地点を結ぶ自動運転車の実証実験を実施した。群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターと大和自動車交通との共同実験である。2018年9月13日に発表した。

 今回の実証実験では3台の自動運転車を用意した(図1)。東京江東区の豊洲周辺を行き来しながら、地域住民の配車依頼に応じて乗客を輸送した。実験は2018年9月14日、19日、20日のそれぞれ10時~13時と14時~17時に実施した。

図1:実証実験のために用意した自動運転車

 乗降地点は、東京メトロ有楽町線の豊洲駅と、アーバンドックららぽーと豊洲、豊洲地区のマンションの3カ所。利用時は3カ所の乗降地点から出発地と目的地を指定して乗車した。車内にはコミュニケーションロボット「Sota」を用意し、乗客が対話を楽しめる環境も用意した。

 乗客からの配車依頼は運行管制システムが受け付け、同システムが車両への走行指示や、走行中の遠隔監視などを担った(図2)。運行終了後の回送運転示も、同システムが指示した。

図2:運行管制システムの画面

 NTTデータは2020年までに自動運転レベル4の車両を利用して「自動運転バス」などの交通サービスを提供することを検討している。