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IoTデータなどクラウド上のデータをAPIとして公開できるサーバー、CData Software Japanが発売

DIGITAL X 編集部
2018年10月3日

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)データなど、テキスト形式で蓄積されているデータをAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)として公開できるサーバー製品をCData Software Japanが発売した。AWS(Amazon Web Services)などクラウド上のデータを公開できる。2018年9月13日に発表した。

 「CData API Server」は、データベースに蓄積しているデータをREST APIとして公開できるようにするソフトウェア。2018年版では、「AWS S3」や「Google Drive」「Box」といったクラウドストレージにあるCSV/JSON/XMLのファイルから、REST API経由でデータを取得できるようにした。

 IoT(Internet of Things:モノのインターネット)のセンサー端末で取得したデータは、CSVやJSONなどの形式でテキストファイルとして記録されることが多い。CData API Serverの機能を使えば、IoTデータを容易に取り出せることになる(図1)。

図1:「CData API Server」2018年版の主な新機能

 IoT用途などに使われるNoSQLデータベースのデータから、データ構造、型、リレーションなど(スキーマ)を自動的に検出する機能も追加した。データを効率よく格納する環境が作れるとする。NoSQLデータベースのデータをリレーショナルデータベースに格納することが可能になるケースもある(図1)。

 開発したAPIの管理を容易にする機能も用意した。CData API Server公開するREST APIを操作することで、利用者の権限を一括設定できるため、管理のための負担を軽減できる。

 CData API Serverには、「Basic」「Professional」「Enterprise」の3種類のライセンスがある。BasicはオープンソースのRDBとの連係に対応し、年間の利用料金は20万円(税別、以下同様)。Professionalは商用RDBにも対応し、年間利用料金は40万円。Enterpriseはクラウド上での運用が可能で、利用料金は個別見積もりになる。