• News
  • 共通

売上予測などに気象データを組み合わせるためのデータサービス、グルーヴノーツが提供へ

DIGITAL X 編集部
2019年5月16日

売り上げや来店者数などの予測に気象データを組み合わせるためのサービスをグルーヴノーツが開始する。全国155カ所の気象データセットをクラウド上で利用できる。2019年5月13日に発表した。

 グルーヴノーツが提供するのは、たとえば、店舗の売り上げや商品の販売数、来店者数などをAI(人工知能)を使って予測する際の予測因子として利用できる形にした気象データ。気象庁が公開する全国155カ所の気象データセットで、2016年から現在までの気温、湿度、日照時間といった観測データや最新の予報データが含まれる。

 データは、同社のAI分析用クラウドサービス「MAGELLAN BLOCKS」上で提供する。データを直接取得でき、データを加工することなく、そのままAIの学習や予測に利用できる(図1)。

図1:全国155カ所の気象データをクラウドサービス「MAGELLAN BLOCKS」上で直接取得して利用できる

 MAGELLAN BLOCKSは、機械学習を使った高度なデータ処理や分析ができるクラウドサービス。プログラムや機械学習の専門知識がなくても、画面上の機能ブロックを組み合わせることでデータ処理や分析のアプリケーションを構築できる。

 まずは無償のトライアルサービスを2019年5月から2019年6月末まで提供する。トライアル中に利用できるデータは、2019年3月からサービス利用時までの日ごとの観測データのみになる。

 今後は、1分間や1時間、1日など利用したい粒度でデータを取得できる機能を追加するほか、気象データ以外のオープンデータについても利用可能にする予定である。サービスの利用料金や契約期間などについては、無償トライアル期間終了時に正式に発表するとしている。