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ビッグデータ活用に向けたPoC実施サービス、GMO-PGとIT-Oneが「データイノベーションラボ」を設立し開始

DIGITAL X 編集部
2019年6月10日

ビッグデータをビジネスに活用するためのPoC(概念検証)を実施するサービスをGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)とアイ・ティー・ワン(IT-One)が2019年6月7日に開始した。そのために両者で「データイノベーションラボ」を設立した。当初はEC(電子商取引)事業者や金融機関を対象にする。同日に発表した。

 決済・金融関連サービスを手がけるGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)と、システム開発事業を手がけるアイ・ティー・ワン(IT-One)が設立したのは「データイノベーションラボ」。企業や団体におけるビッグデータ活用の支援策として、ビッグデータをビジネスに適用する際の実用性や実現性を検証するPoC(Proof of Concept:概念検証)を実施する。

 データイノベーションラボが、ビッグデータ分析の設計から実際の分析・検証までを実施する。データサイエンス分野の人材や実作業を担うシステムエンジニアが少ない企業・団体でも、自社が保有するデータを使った新たな仕組みを開発できるようになるとしている。

 両社はこれまで、決済・金融関連領域へのAI(人工知能)などの適用について共同で研究開発に取り組んできた。今回、その過程で得たPoCのノウハウや知見を使ってサービスを提供する。GMO-PGが自社サービスのために構築してきた分析モデルや分析手法と、IT-Oneのシステム基盤の開発・構築力やデータ活用ノウハウも組み合わせる。

 サービスの提供先としてはまず、GMO-PGの決済・金融関連サービスを利用するEC(電子商取引)事業者や金融機関を対象にする。