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IoTデバイスの一括管理とセキュリティを強化するソフトウェア、フーバーブレインが発売
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)デバイスを一括管理しセキュリティを強化するためのソフトウェアを、セキュリティ事業を手がけるフーバーブレインが2020年4月から販売する。IoTデバイスの状態把握や各種設定などを一括管理できる。2020年3月17日に発表した。
フーバーブレインが2020年4月から販売する「Eye“247”-IoT Secure-」(以下IoTセキュア)は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)デバイスにインストールするソフトウェア。(1)端末集中管理/端末マネジメントと(2)エンドポイントセキュリティの2つの機能を提供する。
端末集中管理では、IoTデバイスを一括管理し、デバイスの状態を把握したり設定を変更したりができる。エンドポイントセキュリティでは、デバイスのアップデートやポートの制御、マルウェア対策などを実現する。
IoTセキュアは、埼玉高速鉄道が2019年11月から実証している次世代サイネージ「ダイナミックDOOH(Digital Out Of Home)事業」に採用されている(図1)。2020年4月からは全60車両にエッジボックスを960台搭載し実運用に移る予定だ。
ダイナミックDOOH事業は、環境変化に合わせて動的に表示内容や広告を切り替えるもので、ビズライト・テクノロジー、NTTドコモ、LIVE BOARDが参画している。フーバーブレインは、ビズライトが提供する「エッジボックス」をOEM(相手先ブランドによる生産)提供している。
フーバーブレインによれば、IoTデバイスの設置が広がる中、それらの管理が徹底されず、長期間メンテナンスされないIoTデバイスがあり、そこを突いた不正アクセスが世界的に行われている。その結果、監視カメラの画像が加工されたり、商業施設のサイネージに不適切な内容が表示されたり、バスの運行が妨げられたり、工場の設備状況が改変されたりという事態が起こっている。
IoTセキュアは、管理とメンテナンスを一元管理することで、IoTデバイスのセキュリティ対策を高められるという。