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街の訪問者に最適な“街歩き”を提案するためのサービス、NTT Comが提供

DIGITAL X 編集部
2020年10月19日

街を訪れた人の1人ひとりに最適化した情報を提供するためのサービスをNTTコミュニケーションズ(NTT Com)が2020年10月14日に開始した。スマートフォンに入力されたデータを使って訪問者の好みを予測し、それぞれにお薦めの情報を提供することで、街全体の活性化を図るとする。2020年10月9日に発表した。

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の「FUN COMPASS」は、データに基づいて、街の訪問者1人ひとりに対し個別最適化した情報によって“街歩き”を提案することで、街全体の活性化を図るためのサービス(図1)。スマートシティの実現を支援するサービスとして提供する。

図1:「FUN COMPASS」では、訪問客1人ひとりに合わせた情報を提供する

 FUN COMPASSでは、訪問者に年齢や嗜好、訪問の目的などをスマートフォンを使って入力してもらう。その属性データと、時間や位置などの変動データを組み合わせて訪問者の好みを予測し、1人ひとりに合わせたお薦めスポットや店舗、イベントなどの情報をスマートフォンに送信する。

 提案内容は、時間や位置情報などに応じて変化するため、訪問のたびに新しい提案になるという。多くの街歩き情報を提供することで、訪問者の増加とリピート訪問の促進を図る(図2)。街全体の活性化に貢献するという。

図2:時間や位置情報などの変化に応じた情報を提供してリピート訪問を促す

 FUN COMPASSでは店舗で使えるクーポンも配信できる。地方自治体や地域の開発事業者がFUN COMPASSを契約し、街の店舗情報を登録して運用することもできる(図3)。

図3:エリアの開発事業者が店舗情報を登録して運用できる