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産業用汎用エッジAIコンピューター、コンテックが新発売
産業用エッジAIコンピューターの受注を産業用機器メーカーのコンテックが2021年2月1日より開始する。米NVIDIA製GPU「Jetson Nano」を搭載する汎用機として、画像検査や予兆保全など現場でのAI(人工知能)推論処理用途に販売する。2020年12月22日に発表した。
産業用機器メーカー、コンテックの「DX-U1100シリーズ」は、産業用エッジAIコンピューター(写真1)。GPUとして「NVIDIA Jetson Nano」(米NVIDIA製)を搭載し、マイナス20℃~60℃で動作する。
外部インタフェースには、ギガビットLAN×2と、HDMI、USB×2、汎用I/O、RTC(リアルタイム/カレンダクロック)を搭載する。アナログ入力やシリアル通信ボードが利用できるPCI Expressスロットモデルも用意する。
基本ソフトウェア(OS)はUbuntuで、そこで動作するソフトウェアはソフトウェア開発キットの「NVIDIA JetPack SDK」で開発できる。コンテック自身が「AI技術を応用した手洗い判定システム」を開発している。3D(3次元)カメラで撮影した映像から正しい手順で手洗いができているかどうかを認識するシステムだ。
ハードウェアには、高信頼・長寿命な部品を採用しているとし、長期供給と修理・保守サービスによりライフサイクルコストを削減できるという。
産業分野では、IoTや5Gにより現場の詳細データをリアルタイムに収集し、AIで素早く分析・対応しようという取り組みが高まっている。DX-U1100は画像検査、予兆保全などに適用できるとしている。
DX-U1100シリーズの受注開始は2021年2月1日から。2021年4月には、「NVIDIA Jetson Xavier NX」を搭載する上位モデル 「DX-U1200」の発売も予定している。