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監視カメラ単体で混雑や行列を検知するためのアプリケーション、パナソニックi-PROが発売

DIGITAL X 編集部
2021年3月17日

監視カメラ単体で特定エリアの混雑状況や行列の発生状況を検知するためのアプリ-ションソフトウェアをパナソニックi-PROセンシングソリューションズが2021年3月1日に発売した。業務放送やデジタル広告システムなどと連携させれば、音声やモニター画面での注意喚起が可能になる。同日に発表した。

 パナソニックi-PROアイプロセンシングソリューションズが2021年3月1日に発した「AI混雑検知アプリケーション」は、人の混雑・行列状況を検知するためのソフトウェア。同社製の監視用ネットワークカメラ上で動作し、専用サーバーなどの用意することなく、状況検知の機能を実現する。

写真1:「AI混雑検知アプリケーション」を搭載した監視カメラの利用イメージ$$

 アプリの設定画面で検知エリアと人数、時間という検知条件を設定すれば、監視カメラで撮影した映像からAI(人工知能)技術を使って人を認識し、エリア内にいる人数が設定値を超えると「混雑」しているとする。検知すできる人数はエリアごとに最大40人までである。

 検知結果は、映像監視ソフトウェア「WV-ASM300(W)」やネットワークレコーダー「WJ-NXシリーズ」に通知できる。システムを介さず監視カメラから直接、業務放送やデジタルサイネージなどのシステムに検知結果を送れば、音声とモニター画面を使った注意喚起が可能になるという(図1)。

図1:「AI混雑検知アプリケーション」と他システムとの連携運用のイメージ

 業務放送システムなどとの連携では、混雑状況のアナウンス、レジでの混雑時におけるスタッフ応援の自動通知、店舗入口での混雑状況の注意喚起、工場などの作業における密な状況の通知といった用途を想定している。

 AI混雑検知アプリケーションは、パナソニック システムソリューションズ ジャパンが販売する。価格はオープンである。