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スマートグラスと連携できるセル生産支援システムの最新版、NSWが発売

DIGITAL X 編集部
2021年3月17日

セル生産の製造現場において作業内容をスマートグラスに表示できる生産支援システムを日本システムウエア(NSW)が2021年3月1日に発売した。スマートグラスとの連携が可能で、システムをハンズフリーで操作できるほか遠隔からの作業指示にも対応する。同日に発表した。

 日本システムウェア(NSW)が発売した「digicell Ver5.0」は、製造業向けデジタル生産支援システムの最新版。スマートグラスとの連携を可能にした。作業内容の指示や実績収集、検査などの機能を音声で操作できる。ライン生産やメンテナンス業務において遠隔からの作業指示にも利用できるという。

 digicellでは、作業内容を動画・画像・音声などを用いてナビゲートしたり作業実績を収集したりできる。治工具や部品棚と連携すれば、部品の取り間違いや取り忘れ、ネジの締め忘れなどがチェックできる。

 Ver5.0では、スマートグラスと連携することで、これら機能を音声だけで操作できるようになった。連携できるスマートグラスは、産業用に防水・防塵で耐久性を高めたスマートグラスの「RealWear」(米RealWear製)。digicellのAndroid版アプリケーションを搭載して利用する。

写真1:digicell Ver5.0が連携するスマートグラスの「Realware」

 PC版のdigicellにおいても、オプションにより音声操作が可能になる。Android版とPC版を連携させることもできる。