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改正個人情報保護法に対応したデータプライバシー管理の支援サービス、MDIとアグレックスが開始

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2021年6月24日

改正個人情報保護法に対応したデータプライバシー管理を支援するためのサービスを、マイデータ・インテリジェンス(MDI)とアグレックスが2021年6月に開始した。個人情報を安全に管理できるようにし、プライバシーに対応したマーケティング活動が可能になるとする。2021年6月8日に発表した。

 マイデータ・インテリジェンス(MDI)とアグレックスが開始したのは、データのプライバシー管理を支援するためのサービス。2020年6月12日に公布され2年以内の施行が予定される改正個人情報保護法に対応し、個人情報を安全に取得・管理したうえで、データプライバシーに対応したマーケティング活動ができるようにする。

 データプライバシー管理の支援サービスでは、企業が入手・管理する個人情報の正規化と、個人によるデータ利用への同意情報の管理およびCRM(顧客関係管理)システムを連携することで、共通IDを使った個人データの特定と個人データの管理を実現する(図1)。

図1:両社が提供するサービスのイメージ

 具体的には、データクレンジング・名寄せツール「Precisely Trillium」(アグレックス製)を使って、企業内に散在するデータベースを正規化し、統合データベースを構築する。そのうえで、同意管理プラットフォーム「dooi」(MDI製)との連携を図り、個人情報を共通IDを基に管理する。

 今後は、同意データを使った広告やメールなどのマーケティング施策、各種分析、パーソナルデータを使ったサービスの開発や顧客開拓などへの利用を推進したい考えだ

 改正個人情報保護法では、情報漏えいが発生した際の委員会および本人への通知が義務化されるほか、個人情報・個人データおよび個人関連情報の第三者提供記録を含む入出力記録、本人からの開示請求などへの対応など、企業におけるプライバシーポリシーの見直しと管理体制の整備が求められる。