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機器やアプリケーションをジェスチャーで操作するためのソフトウェア、NECソリューションイノベータが発売

DIGITAL X 編集部
2021年6月25日

アプリケーションを手先や身体の動き(ジェスチャー)で操作するためのソフトウェアをNECソリューションイノベータが2021年6月9日に発売した。標準で対応するジェスチャーのほか、独自のジェスチャーの登録もできる。同日に発表した。

 NECソリューションイノベータの「NEC ジェスチャーUIソリューション」は、数センチから数メートル程度離れた場所にある機器やアプリケーションを手先や身体の動き(ジェスチャー)で操作するためのソフトウェア(図1)。機器の操作効率を高めたり、アプリケーションを非接触で操作したりを可能にする。

図1:場所を動かずジェスチャーで機器操作が可能

 NEC ジェスチャーUIソリューションでは、手先の動きに加え、3D(3次元)カメラで操作者の全身の骨格情報を取得し、身振りや挙動などのジェスチャーを、元々のキーボードやマウスなどの操作に対応付ける。操作のための専用機器は不要だ。

 いくつかのジェスチャーは標準で登録済み。3Dカメラを使った身体によるジェスチャーについては、独自のジェスチャーを追加登録できる。

 NECソリューションイノベータによれば、大型機器の製造現場などでは、加工機器と作業場所が離れていると操作時は作業を一旦止め作業員が移動する必要があるなどで人手不足が課題になっている。また手術室など衛生環境を高度に保つために非接触で機器を操作する仕組みが求められる場所があるほか、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受けアプリケーションを非接触で操作したいニーズが高まっている。

 NEC ジェスチャーUIソリューションの価格は、10ライセンスが100万円(税別)から。今後1年間で300ライセンスの導入を目指す。