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BIツールを標準搭載するIoT専用サーバー、ぷらっとホームが発売

DIGITAL X 編集部
2021年8月11日

BI(Business Intelligence)ツールを搭載するIoT(Internet of Things:モノのインターネット)専用サーバーを、ぷらっとホームが発売した。オンプレミスでの利用を想定し、IoTシステムを容易に構築できるとしている。2021年7月21日に発表した。

 ぷらっとホームの「OpenBlocks IDMシリーズ」は、オンプレミスで利用するIoT(Internet of Things:モノのインターネット)専用サーバー。今回、BI(Business Intelligence)ツールをプリインストールした「OpenBlocks IDM RX1」を発売した(図1)。従来は、システムインテグレーターなどがカスタマイズで対応していた。

図1:OpenBlocks IDM RX1

 搭載するBIツールは「RealBoard」。IoTセンサーなど取得する時系列データに対応したデータベースを持ち、一般的なデータベースより高速な読込み・書き込みができるとしている。時系列間隔が異なるデータの比較・統合やCSV形式での出力に対応する。

 蓄積した時系列データは、ノンプログラミンで可視化できる。複数データを1つのグラフに表示したり、3D(3次元)で表現したりできるほか、カメラ画像のタイムラインの表示もできる。

 OpenBlocks IDM RX1の大きさは1Uハーフサイズ。HDDやファンなどの可動パーツを持たないファンレス設計で、耐熱・防塵機能を高めている。

 ぷらっとホームによれば、コロナ禍でIoTシステムの導入を検討する企業が増えつつあるが、クラウドを使用するシステムでは、企業の内部情報をインターネット経由で外部サーバーに送ることを躊躇する企業も少なくないほか、企業の独自要件に合わせるためのカスタマイズ費用がかかり、コスト面から導入の妨げになっている。

 OpenBlocks IDM RX1の価格はオープン。市場想定価格は38万5000円である。