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飲食店での注文から会計を顧客のスマホで完結できるシステム、トレタが発売

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2021年8月12日

顧客が持つスマートフォンを使って飲食店での注文から会計までを処理するシステムを、飲食店向けシステム開発を手掛けるトレタが2021年7月26日に発売した。注文内容やメニューの閲覧履歴を示すデータを分析すればマーケティングにも利用できるという。同日に発表した。

 飲食店向けシステムを開発・提供するトレタの「トレタO/X(トレタオーエックス)」は、顧客が持つスマートフォンを使って料理の注文から会計までを完結できるシステム(図1)。ホールスタッフ業務の約4割を占めるとされる注文や会計業務の省力化が期待できるとする。すでに「塚田農場」や「YONA YONA BEER WORKS」などの飲食店が導入しているという。

図1:「トレタO/X」を使った注文画面のイメージ(画像は塚田農場の例)

 顧客は、飲食店がトレタO/Xで出力したQRコードをスマホで読み取ることでメニューにアクセスでき、そこから注文する。食事後はクレジットカードで決済し電子レシートをメールで受け取る。グループの場合、複数のスマホから同時にオーダーでき、まとめ会計や個別会計にも対応する。今後は。電子マネーにも対応する予定としている。

 メニューの価格は、ダイナミックプライシング(価格変動制)の仕組みにも対応する。曜日や時間帯、気温、店内の混雑状況などから最適な価格を見いだすアルゴリズムを構築し、メニューにその時点の価格を表示できる。メニューのデザインは、飲食店ごとにカスタマイズできる。通常の商品のほかに、食べ放題・飲み放題のコース、辛さの調整やトッピングなども設定できる。

 顧客の注文は、キッチンに置くプリンタに送られ伝票として出力できる。店舗スタッフが利用する専用のスマフォアプリも用意する。

 トレタO/Xは、売上管理やデータ分析のためのダッシュボード機能を持つ。顧客がどんなメニューを見て、何を注文したのかを分析することで、データに基づくマーケティング施策が可能になる。トレタのデータサイエンティストによるサポートも提供する。

 トレタO/Xの価格は要問合せ。導入時は、トレタが飲食店の課題をヒアリングした後、要件を協議しながら進めるという。