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保険事業者向けポイント取得型アプリサービス、ライフログテクノロジーとavivoが発売

DIGITAL X 編集部
2021年8月12日

健康経営や健康保険組合の保健事業を対象にしたポイント取得型アプリサービスを食事・運動などの管理用アプリケ-ションを開発するライフログテクノロジーが2021年7月26日に発売した。健康経営支援サービスを手掛けるavivoとの業務提携により提供する。同日に発表した。

 ライフログテクノロジーは、食事や運動、体重など個人のライフログを管理するアプリケーション「カロミル」を開発・提供するベンチャー企業。一方のavivoは、健康経営に向けたセミナーや動画配信、オンラインイベントなどを「kickake(キッカケ)」ブランドで提供している。

 今回、ライフログテクノロジーとavivoが提携し、健康経営や健康保険組合の保健事業者を対象にしたポイント取得型アプリケーションサービス「kickakeカロミル」の提供を開始した。健康経営に取り組む企業や健康保険組合などを対象に、社員などにポイント獲得などを競わせることで健康への意識改革を図るイベント実施を支援する。

 kickakeカロミルを使ったイベントとしては、例えば朝食・昼食・夕食の食事を記録すれば2ポイント、動画の閲覧で2ポイントなど、獲得できるポイントとその基準を設けてイベントへの参加を促すとともに、チームによる対抗戦やチーム賞・個人賞などを設けてモチベーションの向上につなげるなどを挙げる。

 kickakeカロミルが管理できるライフログは、(1)食事、(2)歩数、(3)体重、(4)動画閲覧の4つ。

 食事は、毎日の食事を撮影すれば、カロミルの機能により栄養素を割り出した内容を記録できる。歩数は、スマホのデータのほか、各種デバイスと連携しての記録もできる。体重も、測定結果を写真撮影すれば体重・体脂肪などを記録できる。AI(人工知能)技術による体重予測も可能だ。

 動画は約3分間の長さで、その内容は、健康、癒し、栄養、美などがある。

 ライフログテクノロジーによれば、社員の健康管理は企業の重要課題の1つであり、歩数計やウェアラブルデバイスを使って社員の歩数データを活用したり、ウォーキングイベントなどの社員参加型の企画を立ち上げたりするケースが増えている。

 ただ、こうした健康経営イベントは内容がマンネリ化したり、健康に関心ある従業員しか参加しなかったりと課題が少なくない。新型コロナウイルスの影響で集合型イベントが開けなかったり、在宅勤務で社員の健康管理が難しくなったという声も上がる。

 kickakeカロミルの利用料金は、初期導入費は無料で、利用人数によって課金される。