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顧客データを一元管理するCDPの構築支援サービス、日本ユニシスが開始
企業内に散財する顧客データを一元管理する「CDP(カスタマーデータプラットフォーム)」の構築を支援するサービスを、日本ユニシスが2021年9月16日に開始した。既存データの確認からデータの集約方針、CDP構築のためのツール選定、CDPに基づく施策までを対象にする。同日に発表した。
日本ユニシスの「CDP検討支援サービス」は、企業内に分散して存在する顧客データを一元管理するCDP(カスタマーデータプラットフォーム)の構築を支援するもの(図1)。企業が持つ複数の顧客接点(チャネル)から得られる顧客データを共通の顧客IDなどを使って一元化することで、企業ブランドに統一的な顧客体験(CX:Customer Experience)の提供や顧客生涯価値(LTV:Life Time Value)の向上に向けた施策を打てるようにする。
CDP検討支援サービスでは、まず企業が収集しているデータの項目・在処を確認した後に、データを補完するDWH(Data WareHouse)やCDPを想定したデータの集約方針を整理する。そのうえで、追加で収集すべきデータ項目を検討し、システム環境の構築イメージからツールの選定までを支援する。
CDP構築後の支援サービスも「CDP活用支援サービス」として用意する。CDPの運用・保守サービスや、MA(Marketing Automation)/BI(Business Intelligence)ツールなどとの連携、CDPを使った継続的なファンの獲得、LTV向上に向けた施策、および、それら効果測定などだ。
CDP検討支援サービスは、顧客分析ツールを提供するUNCOVER TRUTHと共同開発した。CDPやCRM(顧客関係管理)システムの導入を検討中の企業のほか、すでにデータの統合・管理を進めている企業が抱えるデータ活用上の課題改善にも対応できるという。
CDP検討支援サービスの利用料金は、基本料金が3カ月300万円から。