データの可視化などのソフトウェア部品を用意したIoT基盤サービス、NSWが開始

　日本システムウエア（NSW）の「Toami（トアミ）Lite」は、IoT（Internet of Things：モノのインターネット）システムを構築するための基盤サービス（図1）。現行のIoT基盤サービスの簡易版で、データを可視化するためのソフトウェアなどをガジェット部品として用意することで、ノーコード開発でのIoTサービスの立ち上げを可能にする。

図1：「Toami（トアミ）Lite」のシステム概要

　ガジェット部品としては、アナログ／デジタルメーターによる情報表示、表や時系列グラフといった履歴表示など、20種類以上を用意する（図2）。基盤機能としては、データの収集や蓄積、アラート通知やCSV形式でのデータ出力などの機能を標準装備する。

図2：「Toami（トアミ）Lite」が用意する可視化用ソフトウェアの例

　Toami Liteは、マイクロソフトのクラウド基盤「Microsoft Azure」上で動作している。今後は、Azureが持つ「IoT Hub」や「Azure AI」などとのサービス連携を視野に、拡張性を高めながら収集したデータの利用・分析のための機能を強化する。

　Toami Liteは共有と専有の2つのプランを用意する。利用料金は共有プランが月額4万円から、専有プランは初期費用が40万円、月額費用は15万円～になる。