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ドコモの人流データを基に移動手段や乗降・乗換を可視化するサービス、LocationMindが開始へ

DIGITAL X 編集部
2021年10月21日

NTTドコモが提供している人流データを基に、移動者の興津手段や駅での乗降・乗換などを可視化するサービスを、位置情報ベンチャーのLocationMindが開発した。まずベータ版でのサービスを2021年11月1日より開始する。交通広告や屋外広告の計画や効果検証への利用を想定する。2021年10月14日に発表した。

 位置情報を扱うベンチャー企業であるLocationMindの「LocationMind xPop for Transportation(β版)」は、移動者の交通手段や駅での乗降・乗換え状況を可視化するサービス(図1)。鉄道利用に特化した人流データとして、駅構内や中吊りといった交通広告や、看板や大形ビジョンなどの屋外広告を指すOOH(Out of Home)広告の展開計画や効果検証などの用途に提供する。

図1:「LocationMind xPop for Transportation(β版)」が分析するデータと可視化内容

 xPop for Transportationが可視化するのは、NTTドコモが提供する人流データを基に、独自のマップマッチング技術および拡大推計アルゴリズムを使って分析した、直近1週間で任意期間のリアルタイムサーキュレーション(鉄道駅の乗降人員)。分析対象エリアは、関東のJRと私鉄14電鉄・主要320駅だ。

 データは、駅単位のほか、駅ポスターセットや駅デジタルサイネージセットなどのメディア単位でも表示できる(図2)。広告媒体別に比較することで広告計画の効果推計に使えるという。

図2:「LocationMind xPop for Transportation(β版)」のダッシュボード画面の例

 OOH広告の掲出期間中のサーキュレーションデータを利用すれば、広告接触者数の推定・検証など、キャンペーン効果の検証に利用できるとしている。

 LocationMind xPop for Transportation(β版)の利用料金は、契約開始日より1年間で240万円(税別)である。