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中堅・中小製造業向け生産管理のクラウドサービス、エクスが開始

DIGITAL X 編集部
2021年11月9日

中堅・中小の製造業を対象にした生産管理のクラウドサービスを、ITベンダーのエクスが2021年11月から開始する。パッケージ製品を「Factory-ONE 電脳工場SC」をクラウド化して提供する。2021年10月28日に発表した。

 エクスは生産管理システム「Factory-ONE 電脳工場」を開発・販売するITベンダー。Factory-ONE 電脳工場では、生産計画の立案から受注・出荷・手配計画(MRP手配/製番手配)・発注・受入・進捗・原価・販売までの管理機能を提供する。

 今回、Factory-ONE 電脳工場をクラウド上で動作させ、オンラインサービスとしての提供を開始する。第1弾として、富士通のクラウド「FJcloud-O」を利用する「Factory-ONE 電脳工場 on FJO」を2021年11月から提供する(図1)。

図1:「Factory-ONE 電脳工場 on FJO」の概要

 Factory-ONE 電脳工場 on Cloudは、クラウド上に顧客ごとに個別環境を用意して運用・提供する。申し込みから最短10日でシステムとして提供できるとしている。オンプレミス同等のカスタマイズにも応じる。

 システムは24時間365日、エクスが監視し、データは暗号化などをし、毎日夜間にバックアップする。

 エクスによれば、コロナ禍で中堅・中小の製造業においてもテレワークを推進する企業やデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む企業が増え、2021年に入ってからはクラウドシステムを前提に、新規導入や既存システムの刷新を考える企業が大幅に増加している。

 電脳工場 on FJOの利用料金は月額14万5000円(税別)から。1年単位での契約が必要である。