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音声と自然言語を対象にしたアノテーションサービス、FastLabelが開始

DIGITAL X 編集部
2022年2月10日

機械学習における教師データとして音声、自然言語を対象にしたアノテーションサービスをFastLabelが2021年12月14日に開始した。作業は日本国内で実施するためセキュリティを確保できるとしている。同日に発表した。

 FastLabelは、アノテーションのためのツールや教師データの作成代行、MLOps(機械学習の構築・運用環境)構築などを提供するサービス「FastLabel」を提供している(図1)。今回、音声および自然言語を対象にしたアノテーションサービスを追加した。

図1:「FastLabel」によるアノテーションのイメージ。図は画像を対象にした例

 アノテーションには、同社が持つAI(人工知能)技術を使った教師データ作成と、専門家によるアノテーションを組み合わせて実施する。これにより精度とコスト削減を両立できるとしている。

 作業は日本国内に2021年9月に開設した「アノテーションセンター」で実施するため、データのセキュリティを確保できるとする。同センターには、国内のAI開発会社で経験を積んだチームを配しているという。

 FastLabelのサービスはこれまで、建設やインフラ、不動産、製造、医療、農水産業などで多数の導入実績があるとする。利用企業からは「アノテーションのための時間の大幅な短縮と、レビュー・管理コストの削減ができた」との評価を得ているという。

 音声に対するアノテーションでも、オンライン商談システムの開発ベンダーや、求人サービスを提供する大手IT企業などでの利用実績があるとしている。