製造DXの最前線が分かる「Industrial Transformation Day 2024」、3月14日と15日に開催

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不正や不良などモノづくりの現場が揺れている

　モノづくりの現場が揺れています。トヨタグループで相次ぐ認証不正や大成建設などの建設現場での施工不良、米ボーイングの小型機「737MAX」のドア落下など耳目を疑うような事件・事故が止みません。

　並行してDX（デジタルトランスフォーメーション）への取り組みに対し、「DX疲れ」や「ブームは終了」といった声が出始めているのも事実です。上記のような事件・事故の発端が起こった時期にはDXという言葉そのものは存在していなかったかもしれませんが、DXによる業務そのものの見直しにより、モノづくりの現場が再生されることを願います。

　ただ一方で、DXの歩みを確実に進めている日本の製造業も少なくありません。そうした先駆者による製造DXの最前線を探るために、『DIGITAL X』編集部では製造DXのオンラインセミナー「Industrial Transformation Day 2024」を企画し、3月14日・15日に開催します。

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国内外のリーディング企業のDX担当者が直接解説

　製造業は今、CO2排出量の削減や、そのためのエンジニアリングチェーンの確立、半導体不足に象徴されたサプライチェーンの見直し、製品／サービスのデジタル化、労働人口の減少など、さまざまな難題に直面しています。その解決策としてのデジタル技術の活用は最早、避けられないテーマです。そうした課題感から『DIGITAL X』は2023年1月、Industry4.0を生み出した欧州でのDX最前線をお伝えしようと「Industrial Transformation Day 2023」を開催しました。

　これに対し今回は、日本企業の取り組みを中心に世界のトレンドと合わせて製造DXの最前線に迫ります。国内事例としては、次の4社から実際の取り組みを牽引する担当者ご本人から、それぞれの取り組みを解説していただきます。

◎「キリンビールの工場におけるAI・IoT活用について」
　キリンビール　生産本部 技術部 主務 宮浦 直人 氏
◎「建設データを活用したバリューチェーンの最大化」
　大和ハウス工業　技術統括本部 建設DX推進部 次長 宮内 尊彰 氏
◎「日本触媒姫路製造所における DX戦略に基づく取り組みについて」
　日本触媒　DX推進本部 本部長 中川 博貴 氏
◎「富士フイルムが目指す未来の医療DX戦略」
　富士フイルム　メディカルシステム事業部 兼 ICT戦略部 越島 康介 氏

　海外の最前線としては、中国の最新工場の取り組みと世界経済フォーラムが認めるデジタルファクトリーのトレンドをお話いただきます。

◎「柔軟なモジュラープロセス工場を実現した、iRAYPLEにおけるAMR導入の実際」
　ZHEJIANG HUARAY TECHNOLOGY（中国ファーレイ）李 舒矛（リ・スモ）氏
◎「『グローバル・ライトハウス・ネットワーク』と製造業の未来
　世界経済フォーラム（WEF） フェデリコ・トルティ氏

　さらに、製造DXの大きな流れをお伝えするために、アーサー・ディ・リトル・ジャパンとデロイト トーマツ コンサルティングの製造担当コンサルタントによる日本企業への提言を両日の基調講演としてお届けします。

◎「製品開発デジタルトランスフォーメーション〜価値創出の仕組み変革〜」
　アーサー・ディ・リトル・ジャパン　プリンシパル 濱田 研一 氏
◎「スマートファクトリー2.0〜組織活動とデジタルの融合で創り出す製造DXの次ステージ～」
　デロイト トーマツ コンサルティング　執行役員 パートナー 芳賀 圭吾 氏

　グローバルな競争力を高めるための次の一手として日本の製造業は今、何を検討し実践しているのか、さらに何に取り組むべきなのか。本セミナーでは、先行企業の担当者のみなさまによる多角的な視点からの知見を提供します。その共有こそが日本に“元気な製造業”を取り戻すための一助になると考えます。製造業におけるDX推進に携わるすべての方にとって有意義なセミナーです。是非、ご視聴ください。お待ちしています。

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