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現場での転倒や危険を検知するエッジAI型サービス、CSコミュニケーションが開始
2024年8月20日
工事現場や介護施設などでの転倒を検知するサービスを、AI(人工知能)技術を開発するシーエスコミュニケーションが開始した。映像をエッジAI技術で分析し骨格データを得ることで転倒を検知する。2024年8月5日に発表した。
シーエスコミュニケーションの「エッジAI・危険検知サービス」は、人の転倒を検知するサービス。映像から人の骨格データを取得し、そこから転倒かどうかを判断する。工事現場や介護施設など転倒による二次被害が懸念される現場での利用を想定し、転倒時の迅速な対応を支援する。立ち入り禁止区域の監視や自宅介護、家族の見守りにも利用できるとする。
エッジAI・危険検知サービスでは、監視場所に設置したカメラで撮影した映像から人を骨と関節で表現した骨格データをエッジAI技術で取得する。その骨格データから横転と思われる状態を検知し、管理者にリアルタイムに通知する。検知時間は最短0.2秒という。既存のカメラを利用することもできる。
骨格データを利用するのは、映像に写り込む第三者のプライバシーに配慮するため。ただ転倒を検知した前後の映像はクラウドに保存し、発生前後の現場状況を振り返ることで原因解明や報告時の証拠に利用する。
シーエスコミュニケーションによれば、工場現場や介護施設では監視員がカメラ映像をリアルタイムに確認しており、目視では見逃しが発生する可能性がある。映像もすべてを保管していると、映り込んだ第三者のプライバシー保護に懸念がある。