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業務への生成AI利用の支援サービス、日立ソリューションズ・クリエイトが開始

DIGITAL X 編集部
2025年1月21日

生成AI技術の業務利用を支援するサービスの提供を日立ソリューションズ・クリエイトが2025年1月31日に開始する。自社での環境構築や活用のノウハウを元に、生成AIの社内利用環境の構築から、本格利用に向けた社内教育、生成AI技術を使った業務システムの開発などに対応する。2025年1月9日に発表した。

 日立ソリューションズ・クリエイトが2025年1月31日から提供する「AIプラス 生成AIソリューション」は、企業が社内業務に生成AI技術を利用できるようにするための支援サービス。生成AIの利用環境の構築から、生成AIに関する基礎教育、生成AIを適用したい課題整理の支援、PoC(実証実験)の実施、それらに基づく個別業務システムの開発までを、利用企業の必要に応じて提供する(図1)。

図1:「AIプラス 生成AIソリューション」のサービスメニュー

 サービス提供に先立ち、日立ソリューションズ・クリエイトは自社内での生成AI技術の活用に取り組んできた。2023年12月に生成AIを業務活用するための環境を整備し、2024年6月からは調達業務における社内問い合わせに対応する生成AIチャットボットを導入。以後、複数部門で生成AIチャットボットを導入してきたという(図2)。こうした知見と実績を元にサービスを提供する。

図2:生成AIの利用環境「生成AIアシスタント」の画面例

 今後は、最新の生成AI技術を使い、自社製の製品/サービスとの連携やパートナー企業との協創、生成AI利用のユースケースを積み上げた業務特化型サービスの提供を進めたい考えだ。

 日立ソリューションズ・クリエイトによれば、多くの企業が生成AI技術の活用検討や導入を進めているが、導入に踏み切れなかったり、有効に活用しきれなかったりしているのが実情だ。例えば「具体的な業務での活用方法が分からない」「社内に生成AIの活用ノウハウが不足している」「PoCの実施に課題を感じている」「安全性や生成AIの回答品質に疑問がある」といった声がある。