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データ間の関連性を加味して検索できるRAG技術、AI技術を研究開発するJAPAN AIが開発
2025年6月3日
生成AI(人工知能)技術による生成内容に自社情報などを反映させるRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)技術において、データ間の関連性を加味できる技術を、マーケティング関連技術を手掛けるジーニーグループでAI技術を研究開発するJAPAN AIが開発した。検索や回答の精度が高まるという。2025年5月29日に発表した。
JAPAN AIは、マーケティング関連技術を手掛けるジーニーグループにあってAI(人工知能)技術を研究開発する企業。このほど生成AIに自社情報などを反映させるRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)技術において、データ間の関連性を加味できる技術を開発した(図1)。データの属性を分類しラベル付けすることでデータの関係性を保持しての検索により、より正確で文脈に合致した回答を生成したり不正確な情報の生成を抑制したりが可能になるという。
具体的には、次のような回答が生成できるようになるという。企業の組織構造を考慮した社内の問い合わせ対応、製品間の関連性を加味した情報検索、文書間の参照関係の理解と活用、業務フローに基づく回答、人事情報を関連付けた検索などだ。
JAPAN AIによれば、一般的なRAG技術では、情報をキーワード抽出により検索するため、データ間の関連性が加味されず、断片的な回答しか生成できなかった。
同社はこれ技術を使ったサービスとして、(1)日常的なタスク自動化する「JAPAN AI AGENT」、(3)チャット機能の「JAPAN AI CHAT」、(3)議事録作成の「JAPAN AI SPEECH」を提供している。