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各種予測業務のためのAIモデルの開発・実行サービス、DATAFLUCTが開始
需要予測や生産計画などの予測業務に利用するためのAI(人工知能)モデルを開発し実行するためのサービスを、AI開発などを手掛けるDATAFLUCTが2025年6月9日に開始した。予測した項目の条件やデータをアップロードすれば予測モデルを構築できるという。同日に発表した。
AI(人工知能)技術の開発などを手掛けるDATAFLUCTの「Airlake Forecasting」は、
需要予測や生産計画といった予測業務に利用するための予測モデルを開発し実行するためのクラウドサービス(図1)。需要や来客数など予測したい項目の条件と、対象データをCSV形式でアップロードすれば、予測モデルが構築され、同モデルを使った予測ができるとする。
予測モデルの構築時には、アップロードしたデータに対し、欠損や異常値の除去、学習期間の設定などの前処理工程なども自動で実行する。できあがった予測モデルを選択し、予測のためのデータをCSV形式でアップロードすれば、予測結果が得られる。
構築したモデルの評価機能を持ち、予測精度や予測に影響を与えた要因をレポートとして提供する。
対応できる予測業務としては、適切な在庫管理に向けた翌月の売れ筋商品予測、人員配置や顧客満足度向上のために時間帯別・曜日別の来店客数予測、生産計画のための原材料の需要予測、過去の売上実績や販促情報などに基づく売り上げ予測などを挙げる。
DATAFLUCTによれば、在庫管理や需要予測は属人的になりやすく、過剰在庫によるコスト増や品切れによる販売機会の損失、非効率な人員配置などにつながっている。
Airlake Forecastingの利用プランには、Lite、Standard、Enterpriseの3つがある。LiteとStandardでは、予測モデルの作成と予測結果のモニタリングの2つの機能を提供する。ただLiteでは、予測モデルをが利用者自身が作成するのに対し、StandardではDATAFLUCTが担当する。Enterpriseでは、両機能に加え、予測外の業務処理や予測結果を別の業務システムに連携するなどのカスタマイズが可能になる。
利用料金は、Liteが月額5万円(税別、以下同)から、Standardは初期費用が400万円からで月額は30万円から、Enterpriseは初期費用が1500万円からで月額は60万円からである。