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COBOLの仕様書生成サービスにソースコード修正案の提案機能を追加、東京システムハウス

ANDG CO., LTD.
2025年8月29日

COBOLのソースコードに対する修正案を提示するサービスを東京システムハウスが開始した。既存のCOBOLの仕様書生成サービスの新機能として追加する。生成AIと外部データをつなぐ標準プロトコルMCP(Model Context Protocol)サーバー機能を開発し、外部の開発環境に提供する。2025年7月31日に発表した。

 東京システムハウスはCOBOLの仕様書作成やCOBOLシステムに関する問い合わせに答える生成AI(人工知能)サービスの「AIベテランエンジニア」を提供している。同社が持つCOBOLに関する知見を学習しており、米Googleの「Gemini」を使った自然言語でのやり取りができる。

 このほど最新版の「AIベテランエンジニア v1.1」の提供を開始した。LLM(Large Language Model)と外部データやツールを接続するための標準プロトコルMCP(Model Context Protocol)におけるMCP Serverを搭載することで、外部の開発環境に対し、AIベテランエンジニアのナレッジに基づくCOBOLソースコードの修正案を提案できるようにする(図1)。

図1:東京システムハウスの「AIベテランエンジニア」でMCP Serverを利用した開発の流れ

 具体的には、東京システムハウスが開発したMCPサーバー「mcp-ai-legacy-expert」により、開発環境の「GitHub Copilot」(米GitHub製)などをMCPクライアントとして接続。開発者がCOBOLプログラムの修正を依頼すれば、AIベテランエンジニア内のナレッジを参照し、ソースコードの修正案などを返す。AIエージェント「Gemini CLI」(米Google製)などとの連携では、ソースコードの反映や対処案の実行なども自動化できるとする(図2)。

図2:AIエージェント「Gemini CLI」でCOBOLプログラムコードを生成する例

 V1.1では、オープンソースのPython言語ライブラリー「Gradio」に対応し、開発者それぞれの利用環境に応じたチャットツールからの利用を可能にした。従来はチャットサービス「Google Chat」(米Google製)とWebサイトに埋め込むウィジェットに対応し「Google Workspace」(同)以外からは利用できなかった。

 COBOLプログラムは金融機関や行政機関、大企業の基幹系システムなどのメインフレーム上で稼働している。東京システムハウスによれば、COBOL言語を扱える技術者の高齢化と人材不足が深刻化している。