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小売店の店舗運営のためのAIエージェントサービス、DATAFLUCTが開始

DIGITAL X 編集部
2025年10月17日

小売業の店舗業務を対象にしたAI(人工知能)エージェントを提供するサービスを、データ活用基盤などを手掛けるDATAFLUCTが開始した。複数のAIエージェントが連携し各種業務の自動化を図るという。2025年10月14日に発表した。

 DATAFLUCTの「Airlake Retail Agent」は、小売業の店舗運営や本部業務の自動化を図るためのAI(人工知能)エージェントの提供サービス。売場のカテゴリーレイアウトや商品単位での棚割作成のほか、自動発注や価格設定の最適化などの機能を提供する(図1)。人手不足の解消や属人性の排除、付加価値の高い業務へのシフトや、データに基づく店舗運営の最適化により収益性を高められるとする。

図1:DATAFLUCTの「Airlake Retail Agent」が提供する棚割レイアウト作成機能の画面例

 Airlake Retail Agentでは、店舗運営や本部業務に関するデータを一元管理し、そのデータの分析結果を元にAIエージェントが動作する。複数のAIエージェントが連携して動作するマルチエージェントにも対応する。

 本部業務向け機能としては、チャットに自然言語で質問すればデータ分析を実行するエージェントを用意する(図2)。

図2:チャットを介したデータ分析機能の画面例(画面は開発中のもの)

 DATAFLUCTによれば、人手不足が深刻化する中、小売業では、売り上げを左右する売場カテゴリーレイアウトや棚割の作成、発注といった業務が、熟練スタッフの経験と勘に依存しており自動化が難しい。