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エッジAI製品を開発するスタートアップの事業化支援プログラム、米Qualcommが開始

DIGITAL X 編集部
2026年2月5日

エッジAI(人工知能)製品を開発する、日本と韓国、シンガポールのスタートアップを対象にした事業化支援プログラムを米Qualcommが開始した。選ばれた企業は、開発環境や専門家の指導に加え、製品開発資金の提供を受けられる。募集期間は2026年4月30日まで。2026年2月3日に発表した。

 米Qualcommの「Qualcomm AI Program for Innovators(QAIPI)2026 – APAC」は、エッジAI(人工知能)製品を開発するスタートアップを対象にした事業化支援プログラム(図1)。開発に必要な環境や知識、資金、人的交流を提供する。

図1:「Qualcomm AI Program for Innovators (QAIPI) 2026 – APAC」の流れ

 QAIPI 2026 - APACの支援対象は、日本、韓国、シンガポールで設立・登録したスタートアップ。想定する製品は、消費者向けデバイスや、ヘルスケア、スマート産業、スマートシティ、教育、産業IoT(Internet of Things:モノのインターネット)などに向けたエッジAI製品である。

 まずは書類選考により最大15社を選出する。最大15社には、IoT機器向けプロセサ「Qualcomm Dragonwing」(米Qualcomm製)やエッジAIライブラリ「Qualcomm AI Hub」(同)、モバイルコンピューティング製品向け基盤「Snapdragonプラットフォーム」(同)、およびエッジAI開発用ボード「Arduino UNO Q 開発ボード」(伊Arduino製)などを提供する。

 開発に当たっては、Qualcommの専門家による1対1のメンターシップやビジネスコーチングや知的財産法などトレーニングをオンラインで提供。最後のデモデイで、業界関係者やシステムインテグレーター、投資家に向けたビジネスプレゼンテーションやデモンストレーションを実施する。

 製品開発資金として最大2500米ドルを提供する。さらにプログラム完了時に助成金として最大1万米ドルを、特許出願すれば最大5000米ドル相当の特許出願奨励金を、それぞれ提供する。

 プログラムへの応募期間は、2026年4月30日午後11時59分(太平洋標準時)まで。2026年5月に最終選考結果を発表し、2026年6月から11月にかけてメンターシップフェーズを実施、2026年11月にデモデイを開催する。