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データカタログをAIが参照するメタデータ運用基盤に変えるサービス、Quollio Technologiesが開始
データカタログをAI(人工知能)技術が参照しやすいメタデータの運用基盤に変えるサービスを、データ関連技術を手掛けるQuollio Technologiesが2026年2月4日に開始した。人の利用を前提にしたデータカタログをAIシステムが理解しやすい形に変えることで、企業に固有の文脈を理解したAI活用が容易になるとする。同日に発表した。
データ関連技術を手掛けるQuollio Technologiesの「Quollio INTEGRAL」は、企業が持つデータカタログをAI技術が参照するメタデータの運用基盤に変えるためのサービス。人が検索・管理するためのデータカタログを、AIシステムが参照・実行するためのメタデータ運用基盤として整備することで、企業固有の文脈や前提を整備し、AI技術活用の高度化が可能になるとする。
Quollio INTEGRALのサービスは、次の4段階に分けて提供する。(1)Strategic Advisory(戦略・ガバナンス策定)、(2)Implementation & Enablement(製品最適化・定着支援)、(3)Operation & Enrichment(運用・入力支援)、(4)AI Impact PoC(AI活用効果の検証)である。このうち(2)と(3)は同社製データカタログ「Quollio Data Intelligence Cloud(QDIC)」の導入企業または導入予定企業が対象で、(1)と(4)は全ての企業に提供する。
戦略・ガバナンス策定では、AI技術の活用を見据えたメタデータ整備の観点から「何を、何のために、どの粒度で管理するのか」を設計しデータマネジメントのためのルール策定を支援する。
製品最適化・定着支援では、策定したルールに基づき、組織構造に合わせた権限設計やワークフロー設定をQDICに対し実施する。
運用・入力支援では、QDICへのデータ入力を代行・支援する。既存の仕様書や熟練者へのヒアリングから企業固有の暗黙知を言語化しながら、ナレッジベースを構築するという。
AI活用効果の検証では、整備したメタデータが、AIシステムの回答精度に与える影響を可視化する。カタログの有無による回答の違いなどから、AI技術への投資とメタデータを整備した効果を検証できるようにする。
今後は、業界別ユースケースに対応したテンプレートの拡充や、MCP(Model Context Protocol)サーバーを活用したAIエージェントとの連携支援などサービスメニューを拡充するとしている。
Quollio Technologiesによると、生成AI技術の導入が進む中、各社に固有の用語や業務ルールを理解できず、実用に耐えないケースが散見される。精度向上のためには、データに文脈や前提といったメタデータを付与して管理することが有効だが、整備手法の不明確さやデータ入力の負荷、運用の属人化などが課題になっている。
Quollio INTEGRALは、必要なサービスを組み合わせて提供する。内容や期間、利用料金はいずれも個別相談になる。