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コンタクトセンターの応対品質をHDI国際標準に沿って評価するサービス、CAC identityが開始

DIGITAL X 編集部
2026年2月11日

コンタクトセンターの応対品質を国際標準に沿って評価するサービスを、感情分析などを手掛けるCAC identityが開始した。応対品質評価サービスのオプションとして提供する。そのために国際標準に基づく評価設計・運用ノウハウを持つパーソルビジネスプロセスデザインと業務提携した。2026年2月6日に発表した。

 CAC identityの「mimity」は、同社の音声感情解析AI(人工知能)「Empath」を使って、コンタクトセンターにおける応対時の音響的な特徴を数値化し、顧客が感じる印象として可視化するサービス。このほど、応対品質をカスタマーサポートの国際標準である「HDI(Help Desk Institute)」に沿って評価するサービスをオプションに追加した(図1)。顧客視点で応対品質を評価し、モニタリング業務の効率化と品質改善の両立を支援するという。

図1:「mimity」に追加したHDI国際標準に沿った品質評価の画面例。オペレーターの応対品質を4段階で評価する

 評価は(1)サービス体制、(2)コミュニケーション、(3)対応スキル、(4)プロセス/対応処理手順、(5)困難な対応などの項目について、それぞれ4段階で提示する(表1)。HDIを日本で推進するHDI-Japanのクオリティ格付けにおける3つ星獲得を意識しているという。

表1:HDI国際標準に沿った応対品質の評価項目
評価項目主な評価対象
サービス体制前向きな支援や礼儀正しさ、全体的な印象
コミュニケーション関係構築、心情理解と共感、質問の確認や言い換え
対応スキル傾聴と簡潔な話し方、顧客に合わせた対応、プロらしい対応
プロセス/対応処理手順対応手順の適切さ、ニーズ把握と認識合わせ、問題への対応
困難な対応要望に添えない場合や苦言の対応、オペレーターの信頼感

 評価の根拠や改善アドバイスも提示する(図2)。スーパーバイザーや品質管理担当者はフィードバックや育成に活用できる。

図2:評価画面における評価の根拠や改善アドバイスの提示例

 HDI国際標準に沿った評価のためのAIモデルを開発するために、HDI国際標準に基づく評価設計・運用ノウハウを持つパーソルビジネスプロセスデザインと業務提携契約を2026年1月に結んだ。両者の技術と知見・ノウハウを組み合わせた。

 CAC identityによれば、コンタクトセンターでは会話内容をテキスト化し自動評価に注目してきたが、テキスト情報だけでは、声のトーンや印象など音声特有の情報を適切に評価できず、完全な自動化が困難だった。応対品質の評価には、顧客が「どう感じたか」という視点が不可欠になる。

 CAC identityはmimityを2026年中に30社以上、2028年末までに100社以上への導入を目標にする。