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フィジカルAIの基礎から応用までを対象にした教育プログラム、CTCとマクニカが共同で開始

上田 羽純(DIGITAL X 編集部)
2026年5月22日

フィジカルAI(人工知能)の開発・実行環境の構築に必要な知識やスキルの教育プログラムを、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とマクニカが共同で開始した。基礎知識の座学やシミュレーション環境の構築、実機操作などのプログラムを用意する。2026年5月13日に発表した。

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とマクニカが共同で提供する「フィジカルAIトレーニング」は、ロボットの運用や自動化・自律化したAI(人工知能)制御などに必要な知識とスキルを学ぶための教育プログラム(図1)。基礎知識の座学に加え、デジタルツイン環境の構築とロボットの挙動のシミュレーション、エッジデバイスやロボットなど実機の制御などにより、より実戦的なスキルの習得を可能にする。

図1:「フィジカルAiトレーニング」が提供する教育プログラムの概要

 フィジカルAIトレーニングの教育環境は、CTCとマクニカの技術や設備を組み合わせている。CTCがデジタルツイン環境のプログラムを、マクニカが実機環境でのプログラムをそれぞれ提供する。一部カリキュラムは両社が共同開発した。

 ソフトウェア環境としては、仮想空間構築用の「NVIDIA Omniverse」(米NVIDIA製)と、AIソフトウェアの開発・実行環境「NVIDIA AI Enterprise」(同)を使っている。オプションでGPU(Graphic Process Unit:画像処理装置)ワークステーションを用意する。

 両社によれば、フィジカルAIの運用にはセンシングや学習アルゴリズム、実機によるフィードバックを統合し物理的な挙動を精密に再現した仮想空間が必要になる。その構築においてはデジタルツイン技術の習得が求められる。

 フィジカルAIトレーニングは製造業を中心に展開し、今後3年間で20件の受注を目標にする。