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AI活用度を5段階評価しAIエージェントの開発・運用を支援するサービス、越FPTの日本法人が提供へ

上田 羽純(DIGITAL X 編集部)
2026年6月30日

AI(人工知能)技術活用の成熟度を5段階で評価し、それに沿って適切なAIエージェントの開発・運用を支援するサービスを、ベトナムのインテグレーター大手であるFPTの日本法人が提供を始める。PoC(Proof of Concept:概念実証)に留まらず、本番環境へ確実に移行させるとしている。2026年6月24日に発表した。

 ベトナムのインテグレータ大手であるFPTの日本法人が始めるのは、企業がAI(人工知能)エージェントを段階別に組織全体で活用するための開発・運用の支援サービス。FPTのAIプラットフォーム「FleziPT」を基盤に、AIモデルやAIサービス、コンサルティングなどを提供する。そのためのフレームワーク「CASAN」を使用する。

 FPTが提唱するCASANは、企業におけるAI技術導入と活用を段階的に推進するためのもの。企業の活用状態を5段階で評価する(表1)。CASANに基づくアプローチにより、PoC(Proof of Concept:概念実証)段階から企業全体での本番運用まで、各段階に合わせたサービスを提供する。

表1:フレームワーク「CASAN」が定める企業のAI技術の活用度
段階状況
1Curious(試行段階)社員個人が試験的にAI技術を使い始める
2Augmented(業務適用段階)AI技術を個人の業務支援に活用し、生産性が向上している
3Standard(標準化段階)AI技術を業務プロセスに組み込み、データを全社で利活用している
4Automated(自動化段階)AIエージェントを実装し、自律的に業務を代行する
5Native(AI前提の事業運営段階)AIを中核に据えた事業を運営し、新たな価値創出を続ける(「AI-first経営」)

 具体的には、コンサルティングやエンジニアリング、AIファクトリーなどのサービスを組み合わせながら、AI導入を前提にした業務や組織のあり方から再設計し、AIエージェントによる業務の自動化を可能にする。特定分野における運用コストを約30~50%削減できるという。

 FPTジャパンホールディングス 代表取締役社長 兼 FPTソフトウェア シニアエグゼクティブバイスプレジデントのド・ヴァン・カック(Do Van Khac)氏は「AI技術の進化により、これまで主流だった人月ベースの開発モデルや、業務の一部を切り出して委託する形は、持続的な競争優位につながらなくなる。AI技術の導入においても、単なるツールとして導入するのではなく、業務の実行主体として組み込みビジネス全体を再設計する必要がある」としている。